今週の感染症情報

― 千葉県全体と千葉市の状況を比較して ―

(2026年第3週:1月12日〜18日)

今週の千葉県感染症週報および千葉市感染症週報をもとに、千葉県全体と千葉市内の感染症動向を比較してお伝えします。


📊 千葉県感染症週報

定点当たり報告数(2026年第1〜第3週)

感染症第1週第2週第3週備考
インフルエンザ7.3311.1513.90流行注意報基準(10)超
感染性胃腸炎1.367.417.64高い水準
溶連菌感染症
(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)
0.732.783.24明らかな増加
新型コロナウイルス感染症0.691.441.32やや減少

(単位:定点当たり報告数)


📊 千葉市感染症週報

定点当たり報告数(2026年第1〜第3週)

感染症第1週第2週第3週備考
インフルエンザ6.028.7110.23注意報基準(10)超
感染性胃腸炎2.486.546.06高水準
溶連菌感染症
(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)
0.611.421.94増加傾向
新型コロナウイルス感染症0.380.720.50横ばい

📝 表から読み取れる今週のポイント

① インフルエンザ

千葉県全体では定点当たり 13.90人 と、前週に続いて増加し、流行注意報基準(10人)を上回っています。

千葉市でも 10.23人 と注意報基準を超えており、県全体・市内ともに、インフルエンザが本格的に流行している状況です。


② 感染性胃腸炎

感染性胃腸炎は、千葉県で 7.64人、千葉市で 6.06人 と、いずれも比較的高い水準で推移しています。

ノロウイルスなどによる嘔吐・下痢の症状が出やすい時期であり、家庭内や施設内での二次感染にも注意が必要です。


③ 溶連菌感染症(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)

溶連菌感染症は、千葉県では 0.73 → 2.78 → 3.24 と、この3週間で明らかな増加傾向を示しています。

千葉市でも 0.61 → 1.42 → 1.94 と増加が続いており、特に小児を中心に、発熱や強いのどの痛みで受診される患者さんが増えています。

診断された場合は、症状が改善しても、処方された抗菌薬を最後まで内服することが重要です。


④ 新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス感染症は、千葉県では 1.32人、千葉市では 0.50人 と、いずれも大きな増加はなく、比較的落ち着いた状況が続いています。


🔍 今後の見通し

今回のデータを見ると、現時点では千葉県全体と比べて、千葉市の報告数はやや少ない状況と言えます。
しかし、インフルエンザをはじめとした感染症は、東京に近い地域から放射状に広がっていく傾向があり、千葉市においても今後さらに増加する可能性があります。

また、年末年始の休み期間中はいったん感染状況が落ち着いたように見えても、連休明け以降に再び増加してくるというのは、例年よくみられる動きです。
今回のデータからも、そうした傾向がうかがえます。


📌 まとめ

2026年第3週の感染症状況は、

  • インフルエンザ:県・市ともに注意報レベルで流行
  • 感染性胃腸炎:高い水準で推移
  • 溶連菌感染症:明らかな増加傾向
  • 新型コロナウイルス感染症:横ばい

という状況です。

引き続き、手洗い・咳エチケットなどの基本的な感染予防を心がけ、体調に変化がある場合は、無理をせず、早めに医療機関へご相談ください。